Draft ・ 修正案(2026.08.25) Open Innovation Working Group

私たちは、
何のために
つながるのか。
P・M・V・V

オープンイノベーションは、目的ではなく手段である——。日本の「イノベーション創出力」を再生させるために、知財の専門性を土台に、JIPA自らが共創の実践体となる。その存在意義・使命・将来像・行動指針。7/16 全体会のコメントを反映した修正案を掲載している。

一般社団法人 日本知的財産協会 / JIPA OI-WG
起草 羽矢﨑 聡 / 修正案 矢藤 有希 2026.06 起草 — 7/16 全体会で議論 — 2026.08.25 修正案 Purpose · Mission · Vision · Values
PPurpose
存在意義

日本の産業競争力の向上に、
寄与する。

オープンイノベーションをイノベーション創出力を上げるための「手段」ととらえ、JIPAの多様な会員基盤を活かし「共創の実践体」として日本のイノベーション創出力の再生・向上、ひいては産業競争力の向上に貢献します。

MMission
使命

共創を推進する次世代のイノベーションリーダーを
育む場を提供する。

大企業・スタートアップ・大学をつなぎ、利害関係にとらわれない中立的な対話の場を提供します。組織や文化、時間軸の違いから生まれる摩擦や発見を、共創の力へと変え、イノベーションを創出できる「ビジネスプロデューサー」の視点を持つ、次世代のイノベーションリーダーを育む場を会員企業に提供します。

VVision
将来像

知財の「手触り感」を武器に、
イノベーションを創出する
次世代リーダーが躍動する未来。

特許の権利化や知財契約といった実務経験を通じて培われた「知財の手触り感」は、新規事業を創る上で圧倒的な優位性となります。WGの活動を通じて現場の暗黙知を形式知化することで、知財を基軸としたキャリアを確固たる基盤としながら、一人ひとりが自らの立場で、イノベーションをリードし、また支える存在として活躍する未来を実現します。

VValues
行動指針
01

Connect Across Boundaries

組織・専門・立場の境界を越えてつながる。

02

Respectful Challenge

相手を尊重しながら挑戦・議論する。

03

Learn Across Realities

異なる現場・立場・歴史・成功・失敗など、多様なリアルから学び続ける。

検討メモ ― 論点と、修正案での応え方

修正のポイント ・ 2026.08.25
7月度全体会(7/16)のコメントを反映した修正案(矢藤 有希)。Purpose は大幅に簡略化した。
Purpose 「日本の産業競争力と『イノベーション創出力』を、再生・向上させる」→ 「日本の産業競争力の向上に寄与する」。二つを並列に置かず、イノベーション創出力の再生・向上を通じて産業競争力の向上につなげるという関係へ整理。「OI は目的ではなく手段」は見出しから外し、本文の「手段」の一語に委ねた。
Mission 見出しから「大企業・スタートアップ・大学をつなぎ」を外して「育む場を提供する」に絞り、本文へ移した。末尾を「育む場を会員企業に提供します」とし、会員企業への還元を明示。対象は WG メンバーに限らず、研修・イベントに参加する会員企業の人材を含む。
Vision 「自らビジネスをプロデュースし、イノベーションを牽引できる…次々と育ち、存分に羽ばたいている未来」→ 「一人ひとりが自らの立場で、イノベーションをリードし、また支える存在として活躍する未来」。牽引だけでなく下支え・伴走を含み、大学・スタートアップ・大企業それぞれの立場に応じたリーダーシップを包含する表現へ。
Values 3 つとも変更なし。「越境」「リスペクト」「学び続ける」を維持するという方向で一致した。
反映済み ・ 8/25 修正案

「自らビジネスをプロデュースする」は、現場に遠くないか

ビジョンのこの表現は、現在の多くの知財担当者にはハードルが高く、実態と乖離するとの懸念。先頭で牽引する役割だけでなく、伴走・裏方・下支えという推進力も加味し、「ひとりひとりがイノベーションをリードできる未来を実現する」といった各人がそれぞれの立場で関われる包括表現へ修正する方向で意見が集約した。

— 全体会での議論(2026.07.16)→ 8/25 修正案の Vision に反映
合意 ・ 7/16 全体会(維持)

「知財の手触り感」は、あえて残す

多義的で曖昧さが残る一方、権利化・契約・訴訟——それぞれの現場のリアリティに合わせて解釈できる余地にこそ価値がある、との見方で一致。OIの現場で知財実務家が蚊帳の外にならないための、専門スキルという武器の言い換えとして機能する。

— 全体会での議論(2026.07.16)
一部反映 ・ 8/25 修正案

会員企業に、何を還元するのか

活動を通じて会員企業へどんな価値を返すのかという視点を、常に明確に保つべきという提起。修正案では Mission の末尾を「育む場を会員企業に提供します」とし、対象に研修・イベント参加者を含めた。パーパスの並列構造は、創出力の向上 → 産業競争力の向上という因果へ整理済み。何を具体的なアウトプットとして返すかは、活動方針側の宿題として残る。

— 全体会での議論(2026.07.16)/ 一部は 8/25 修正案に反映
論点 ・ 方向性

“整える言葉”より、“動くための言葉”へ

これらを参考にしつつも、WGとしては「きれいに整える言葉」「掲げる言葉」よりも、「動くための言葉」にウェイトを置いた方が良いのでは——という感想。VALUE を「やっていこうとしていること」を書く形にすると、前へ進む感が出る。

— 齊藤 千絵 / 羽矢﨑 聡(2026.06.23)
論点 ・ Values の性格

Value は「提供価値」か「価値観」か

行動指針として書くのか。「何を大事にしているか」を言葉にしていく——短くシンプルに。表現修正は継続。

— WG 検討中(Slack 上で15日前まで継続審議)
参考事例 ・ Reference
一般社団法人 日本オープンイノベーション研究会(成冨氏・投影資料より)/ 短くシンプルな構成
Mission オープンイノベーションによる価値創造を、社会のあたりまえに。
Vision オープンイノベーションを活用して価値創造に取り組む、人・組織の“推進機関”。
Value
Team Up and Share Challenge Ourselves Learn and Grow Together

協力・多様な組み合わせから価値創造を/常にイノベーションへ向けた行動を/共に学び、共に成長できる環境を。